寝たきり予備軍?
ロコモティブ症候群

・運動習慣が無い
・電車では必ず席に座る
・座り仕事が多く、歩く機会が少ない

上記のような生活習慣や、O脚、肥満などの体質は運動機能を低下させていきます。
運動機能が低下することにより更に以下のような状態になることがあります。

・重いものを持つのがつらい
・家の中でつまづいたり滑ったりすることがある
・靴下を片足で履きづらい
・階段を上るのに手すりが必要

これらはひとつでも当てはまると要介護になる可能性があります。

ロコモティブ症候群って?

ロコモティブ症候群(ロコモティブシンドローム)は、運動器の障害により将来的に介護を必要とする可能性が高い状態であることをさします。
症候群自体は病気ではなく、病気を引き起こしやすい状態であると思っていただくと良いでしょう。

つまり、年齢を重ねていくうちに腰痛やひざの痛み、筋力の低下が進むことで、身体の機能が衰え、転倒などを起こす可能性が高くなるということです。
転倒により骨折などをした場合、ご高齢の方の場合は、寝たきりや認知症になる可能性もあり、日常生活を送るためにもしっかりと予防をしていくことが大事になります。


どうしてロコモティブ症候群になる?

運動器は骨、筋肉、関節をさします。 これらの運動器の障害には大きく分けて、加齢による運動器自体の疾患運動器の機能低下の2つに分けられます。

運動器の疾患
実際に関節や骨などに異常が起きた場合をさします。
例)変形性関節症、骨粗鬆症、脊柱管狭窄症、関節リウマチなど。

運動器の能力低下
年齢とともに身体機能は衰えていきます。
例)筋力低下、反応時間延長、持久力低下、バランス能力低下など。

まだ自分は若いから大丈夫と思われる方も多くいらっしゃるかとおもいますが、そういう時期にこそ予防を行っていくことがとても大切になります。


メタボリック症候群とロコモティブ症候群

ロコモティブシンドロームが運動器の障害が原因であるのに対し、メタボリック症候群は心臓や血管などの内臓の病気によるものです。
どちらも日常生活に制限を受けたり、要介護の状態になる原因となります。

またこれらは互いに合併症を起こす可能性もあり、根本的な生活の改善が必要となってきます。

将来、寝たきりや痴呆になることを避けるためにも、自分の身体の状態をしっかりと把握し、ロコモティブ症候群の予防を行っていきましょう。


ロコモティブ症候群の予防

予防するためには、まず「運動療法」を実施し、必要に応じて「物理療法」を加える。機能の回復のためには、機械的刺激(メカニカルストレス)などの物理的刺激を加える治療法が合理的です。

ロコモーショントレーニング

転倒予防、骨折予防などのために、トレーニングを行います。

1)整形外科専門医によるメディカルチェック
まず、医師による運動器の状態等のチェックを行います。
現状の把握をすることで、無理なく続けることができる運動プログラムを提案していきます。実際に運動を始めた後も効果判定や、身体に負荷がかかりすぎていないかをチェックするために、定期的に医師のチェックを受けることをお勧めします。


2)運動療法
椅子や壁などを使い、膝や腰などに負担がかからないようにしながら少しずつトレーニングをしていきます。

その他にも日常生活で無理がない程度に運動の機会を増やしていきます。

こうした運動は1日に強い負荷で運動するのではなく、
少しずつ続けることで効果を発揮していきますので、医師の指導にしたがって楽しく続けていきましょう。

また運動をしていくうえで痛みや関節に違和感を覚える場合はすぐに医師に相談をしてください。


ロコモティブシンドロームに関するご相談やトレーニングをご希望の方は、ご予約等は不要ですので、外来として受診下さい。

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